先週の地震発生以来、日本のニュースとスペインのニュース、ときには英語圏のニュースサイトも見ている。内容が微妙に違うので。
日本のニュースはやはりパニックを起こさないためだと思うけれど、全体的にトーンが抑えめ。それに比べるとスペインのニュースはけっこうはっきり書いている。日本のニュースだけを見ているより先に原発の状況がわかったりして便利だったので、ずっと見てきているけれど、日に日にセンセーショナル度が増してきている気がしていた。
そしてついに今日、さすがにちょっとなーと思った。
スペインで多分一番読まれていると思う新聞エル・パイス紙に今日掲載されていた記事。
タイトルは「恐怖が東京の夜の灯を消す」
http://www.elpais.com/articulo/internacional/miedo/apaga/noche/Tokio/elpepiint/20110317elpepiint_8/Tes
記事は、日本に2年前から住んでいて、六本木で客引きをしているガーナ人の話から始まる。なんで日本についての記事でガーナ人に話を聞いてんの?って感じなんやけど、そのガーナ人が、みんな恐怖で東京から逃げてお客さんがいないと言う。
記事によると、相次ぐ余震に加え、原発事故の恐怖で「首都はパニックに陥り」、東京に住む多くの人は東京を脱出避難し、残っている人は放射能汚染に備え、「自宅にこもっている」ことになっている。その自宅退避している人の1人の話も載っていて、その人は1日に1時間だけ夜に外出していてそれで六本木に来ているそうな。
私が連絡取った東京の友だちはみんな仕事に行ってますけど。そして1日1時間の外出が六本木の人って一体・・・
読者にとったら面白い読み物なのかもしれないけれど、家族はただでさえ遠い国にいるから心配なのに、そんなスペイン人たちの不安を不必要にあおるのは本当にやめてほしい。
報道機関の仕事は、事件や出来事を伝えることのはずじゃないの?
今日は、現状説明のためにうちの仕事で来日中のアーティストたちと集まって話をした。彼らはわかってくれたようなので帰国するって今のところは言わないと思うけど、他の会社で仕事をしているアーティストやスポーツ選手が帰ってしまった話を聞いた。その責任の一部は報道機関にあると思う。
まあみんながテレビや新聞で言ってることを鵜呑みにしなければ一番いいのだけどね・・・
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