
話には聞いていたけど、なしくずし的進行ぶりにやっぱりびっくりしたスペインの結婚式。
招待状には“13時開始”とある。式の後は、会場のホテルに泊まることになっているので、日本人的に、みんなが同じ時刻に来てフロントでチェックインに時間取られるとかあるのかなとか心配してしまい、どれぐらい前に行ったらよいのか友人である新郎に電話して聞くと、
「13時よりちょっと前に着いたらいいよ。」とあっさり。
とりあえず前泊していたアビラ市内のホテルで支度をして、タクシーで20分ほど前に会場に着いた。
別にフロントには他の招待客もいず、スムーズにチェックインは終わり、ホテルの人に聞いても「今通って来た庭に13時に出てきたらいいです。」と言うだけ。
(そんなもんでいいのか。)と思いつつ、とりあえず10分ほど前に庭に出てみた。
庭にはすでに人がたくさん出ていて、中には新郎もいる。私たちを見つけて普通に話をしに来る新郎。彼がしばらくしゃべって別の招待客のところに行った後は、Dと私は所在なく二人でおしゃべり。
庭には花で飾られた小さいテントがあって、その前に椅子が並んでいるけど、誰も椅子には座っていないので、私たちも適当にその辺で立ってしゃべっていると、何の予告もなく新婦がお父さんに付き添われて現れた。
その辺に散らばってしゃべっていた招待客は通り道に集まって写真を撮る。
気づいたら新郎はちゃんと小さいテントの下にいて、その前には式の進行役(新郎新婦の友人)もいる。
いつの間に・・・
そして新郎新婦が進行役の前に立つと、また何の予告もなく進行役が話し始めた。
テントの前に並んでいる椅子にはあんまり座っている人はいず、みんな椅子の後ろになんとなく立って、時々写真を撮ったりしながら進行状況を眺めている。
誰かが「椅子空いてるからみんな座ったら?」と言ったので、妊婦の私はとりあえず座りに行った。
その間も参列者の様子に関係なく“式”は続けられている。
教会のからまないスタイルの式だったので、新郎新婦は進行役に結婚の誓いをし、指輪を交換した。マイクが設置されているわけでもないので、進行役の話している内容も時々聞こえにくかったりする。(後

ろに立っている人々には絶対聞こえてなかったと思う。)それでも式は進んでいく。
なんだかよくわからないうちに式が終わった。
「今の気持ちをいつまでも忘れないようにこのノートに書いてください。参列者も後で新郎新婦へのメッセージをお願いします。」と進行役が言い、新郎新婦がノートに書き込んでいる間にその辺にいる参列者に花びらが配られた。
だからって別にみんなが新郎新婦の退場する道に沿って整列するわけでもなく、花びらを持ったままみんなその辺に散らばったままでいる。
うかうかしていると、また何の予告もなく新郎新婦退場。
あわてて花びらを撒きに行く。
2人は待機していた車に乗ってどこかに行ってしまった。
その後のパーティーは、同じ場所にある大きい方のテント内であることがわかっているのだけれど、テントは閉まっている。新郎新婦がどこに行ったのかについても特にお知らせはなく、みんな椅子に座ったり、立ったままだったりして適当にしゃべっている。
しばらくするとホテルの人が椅子を片付けに来た。式に使っていた椅子はその後大テント内で使うらしい。
仕方ないので一部の人は庭園内のベンチに移動し、一部の人は立った。
新郎新婦が戻ってきた!
と思ったら、今度は歩いてまたどこかに行ってしまった。
大テントはまだ閉まっている。
幸い飲み物とカナッペを持ったウェイターが庭に現れ始めたので、みんな飲んだり食べたりし始めた。
けっこう待たされたので(お色直しでもしてるんやろうか。ウェディングドレスでいる時間けっこう短かったけど・・・)とか思っているうちに2人が同じ格好で戻ってきた。
大テントがようやく開いた。
入口にどの席に座るかが書かれているので、それを確認して中に入った。
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